一発二錠リコール作業

以前より実施されている、ブリヂストン(一般車と電動アシスト車)と、ヤマハ(電動アシスト車)に使用している一発二錠のリコール作業です。
動かす事が出来ないという事で、お客様宅に引き取りに行ってきました。

ハンドルロックのケースが割れており、PAS-2ハンドルが左に切れたままロックが掛かっています。
開錠してもハンドルロックが解除されない状態です。PAS-1PAS-3ハンドルを抜き、その他部品を外します。
《これ→》の先に、ロックピンが飛び出しているのが見えます。PAS-4PAS-5割れているケースを外しました。PAS-7ベアリングが乗る部分(受け皿)をキレイにします。PAS-8ベアリングも清掃し、グリスを塗ってセットします。PAS-9新しいケースを取り付けました。
黒いラベルから白いラベルになります。PAS-10その他部品も清掃します。PAS-11各部品をセットし、ガタ無くハンドルが滑らかに動く様に調整(締め付け)します。PAS-16電動アシスト車は、後の鍵・作動ワイヤーの他にバッテリーの鍵も交換します。
左が新品です。PAS-13PAS-14PAS-15全ての部品を交換したら、作動確認及び締め忘れが無いかチェックして完成。PAS-17でも、、せっかく預かっているのですから、空気を入れ、各部に給油をしておきます。PAS-18PAS-19PAS-20前ブレーキも気になったので調整しておきます。PAS-21テスト走行をし、お客様への納車を待ちます。PAS-22バッチリ v( ̄ー ̄)
——————————————————————–
上記作業は、リコールですので費用は掛かりません。
両メーカー共、一生懸命対応(改修)しております。
対象車両(ハンドルロックのケースに黒いラベルが貼ってある車両)にお乗りのお客様は、
お早めに近くの自転車屋さん、もしくは各社お客様コールセンターに連絡してください。
ブリヂストン 0120-502-092
ヤマハ発動機 0120-801-309

不動バイク修理(長期間放置による不始動)

お客様より、「長期間乗っていない(エンジンが掛からない)バイクを修理してほしい」とのご依頼をいただきました。
ヤマハのJOG(インジェクション車)です。
※写真は完成・洗車後のものです。(作業前を撮るのを忘れました (^_^;))
jog-1
約3年程乗っていなかった(放置された)車両を、知人から戴いたとの事ですが。。
タンクの中が凄い事になっていました。
jog-2
残っていたガソリンを捨てます。
jog-3
燃料ポンプも凄いことに・・・
jog-4

jog-5

jog-6
タンクと燃料ポンプを新品で取ると、部品代だけで結構な額になってしまう為、
今回は中古のタンクと燃料ポンプを探し取り寄せます。

部品が来るまで、各部の汚れを落としておきます。
jog-7

jog-8

jog-9

jog-10

jog-11
部品が届きました。(燃料ポンプ付きです)
jog-12
ポンプが正常に作動するか確認します。
jog-13
タンク内はとてもキレイでした。
jog-14

jog-15
パッキンは新品に交換します。
jog-16
車体に取り付け、燃料漏れが無いか確認します。
jog-17
空気のフィルターを新品に交換します。
(※写真は無いのですが、プラグ・バッテリー・エンジンオイルも交換です)
jog-18
一度セルでエンジンが掛かったのですが、その後セルでは反応しなくなった為(セルモーターも回らず)
色々調べると、スイッチ(スタートボタン)の接点不良が判明。。。外して接点を磨きました。
jog-19
(左側)ウインカーは作動しましたが、ホーンが鳴らず。。。
ここも外して接点を磨きました。
jog-20
完成後、テスト走行と洗車をしてお客様へのお渡しを待ちます。
jog-21

jog-22

今回のバイクは、バッテリーが完全にダメになっていた為に、
燃料ポンプを作動させなかった事が幸いしていたと思います。(´o`)=з

自転車もバイクも車も、乗ってあげてないとダメですね。(〃^ー゚)d

・・・その後、自分のバイクと車のエンジンを掛けたのは言うまでもありません・・・ \(_ _ )ハンセイ

チェーン外れ(内装3段仕様車)

お客様より「チェーンが外れた」との修理依頼をいただきました。
(今回は時間があった為、写真を撮りながら作業しました)

車種はアンジェリーノアシスタです。
anj263rhab-1

電動アシスト車の為(チェーンが長く)、チェーンを張る部品が付いているので、
(状態によっては)ちょっとした拍子に外れない事もないのですが、
今回の原因は他にありました。

後車輪の軸部分を見ると、通常は見えないはずの部品が飛び出しています。
(チェーンが後ギヤから外れていますね)
anj263rhab-2

後車輪を外します。
ベアリング部品が破損していた為、後ギヤ(歯車)が正常に回転せずチェーンが外れた様です。
anj263rhab-3

内装3段ギヤのユニットを外します。
球がバラけているのが、原因の部品です。
anj263rhab-4

新品部品(左)との比較です。
anj263rhab-5

変速ユニットをバラし、破損部品が収まっていた場所の傷みも確認します。
anj263rhab-6

ユニット一式を組立てます(写真上部の部品)
本来は、ユニット交換がベストですが、
今回はベアリングと関連部品の交換にて修理しました。
anj263rhab-8

車輪左側(ブレーキ側)に付くベアリング部品も新品に交換しました。
anj263rhab-7

車両に組み付けます。
チェーンの伸びもあった為、一緒に交換しました。
anj263rhab-9

作業完了後、テスト走行をし、洗車をしてお客様にお渡しします。
anj263rhab-10快適に走れるようになりました。v( ̄ー ̄)

今回の様な修理の場合、使用年数や各部品の状態によっては、
大きな部品(今回はギヤユニット)一式を取り替える方が望ましい場合がありますが、
今後当該車両に乗る期間や、ご予算に応じては、上記(今回)の様な作業をさせて頂く事も可能です。

ご依頼お待ちしております。<(_ _)>

※ベアリング部品=リテーナーと呼ばれる部品です。

CUB(カブ)のエンジン不始動

先日、お得意様のお仕事バイク(カブ)が、セル(ボタンを押してエンジンを掛ける方式)で掛からないとのご連絡を受け
お預かりしてきました。

cub-1

キーをONにしてもニュートラルランプが点かず、ウインカー、ストップランプも点きません。

cub-2

バッテリー(電圧)も正常でヒューズも切れておらず、キックでエンジンは掛かります。

う~ん (・_・;) 

cub-3

配線図を見ていると、メインスイッチの辺りが怪しいな~。。
。。という事で、ヘッドライトを外し、スイッチの配線を確認します。

cub-4

当たりました。 ( ̄ー ̄)V
腐食によって金具部分が切れていました。

cub-5

(他の配線にも腐食等が無いか確認し)新たに(繋ぎ目の金具を作り)配線を繋ぎ直します。

cub-7

cub-6

処理をして、外した部品を元通りにします。

cub-8

セルと各灯火類の確認をして、お客様へお届けしました。 C= C= ┌( ̄ー ̄)┘

軽トラの整備

今回は自転車ではなく、お仕事用軽トラの修理です。
(※このブログは8月にJUGEMブログに掲載した内容です)

エアコンの風向調節のレバーが壊れてしまい、冷たい風が足元とフロントガラス側にしか出なくなってしまいました。
27.8.5-1

27.8.5-2
この時期にこのままでは、さすがにキツイので直します。
パネル類を外し、エアコンスイッチ部の裏側を確認。
27.8.5-3
ワイヤーの固定部分が外れていました。
27.8.5-4
エアコンスイッチ部を取り付け、作動確認。
27.8.5-5

27.8.5-6
パネル類を元に戻して完了です。

う~ん・・・簡単すぎた。。。タダ仕事だからいいか。。。

中古車製作《ウォークインママフレンド》

当店の《中古車製作工程》です。
今回は、
子供乗せ自転車を中古車販売用として整備します。
写真枚数が多いですが、
当店中古車のクオリティの高さをご確認頂けますと幸いです。<(_ _)>
当店下取り入庫時の状態です。
    
汚れやサビの多い状態です。
  
まず洗車から始めます。
    
    
チャイルドシートを外し、他の交換部品も外します。
  
チャイルドシートを分解し、清掃しやすくします。
ベルトは新品に交換する為、発注します。

ハンドルを外したところです。
これから前廻りを分解・整備していきます。

車輪を外す前に、オートライトの点検をします。

フロントフォークを外し、クリーナーで各部を清掃します。
    
傷んだ部品(下玉押し)を外し、交換します。

傷みの無い部品(下玉押し)をセットしています。

清掃&給油した各部品をセットしています。

(※車両により、傷みの激しい場合は、各部品を交換します)
この車両では見えにくい部分の部品ですが、
サビを落としています。
  
前車輪の振れ取りをしています。
  
新しいリムバンドとタイヤをセットします。
  
洗車時に洗いきれなかった部分を綺麗にし、車輪を取り付けます。

ハンガー部を分解・清掃・グリスアップします。
  
各部の傷みをチェックし、清掃・グリスアップ後取り付けます。
  
(※車両により、傷みの激しい場合は、各部品を交換します)
サビている部品(クランク部)を外し磨きます。
  
磨き後です。
  
磨いたクランクをセットします。

チェーンカバーを清掃しました。
  
後車輪を外し、3段変速のユニットを点検します。
  
前車輪同様に振れ確認(振れ取り)をし、新品タイヤをセットします。

後ドロヨケを外し清掃しています。

ドロヨケを付け、後車輪を取り付けます。

【この後、チェーン・チェーンカバーを取り付け、
給油・変速及びブレーキの作動確認をして車体は終わります。】
チャイルドシートを清掃します。

気持ち良く乗ってもらう為、一生懸命洗いました。
    
水洗い後、溶剤を使用し、さらに綺麗にします。
新品のベルトが届きました。

新品のベルトをセットし、他の部品とチャイルドシート本体を取り付け完成です。

以下、完成車両画像になります。

    
    
  
★ママもお子様も、快適に気持ち良く乗って頂ける様に仕上げております。★

当店では、時間を掛け(掛かってしまうのですが(汗))キチンと整備をし、自信を持ってお客様に販売している為、価格だけ安い中古車は販売しておりません。
整備(修理)を生業とする、当店の考え方をご理解頂けますと幸いです。<(_ _)>

SCHWINN ロードスタートライクの組み立て

今回は、《SCHWINN ロードスタートライク》の、組立手順を掲載します。

?

?

?:箱の中の部品を確認します。

?:後輪(ステップ部下)の横パイプにある+(プラス)のネジ(2個)を外します。

?:前フレームを合わせます。

?:ステップ部下に付いているボルトを前フレーム穴に入れます。

?:ワッシャーを入れナットで締め付けます。

?:?で外した+ネジ(2個)で、フレームを締め付けます。

?:前車輪の付いたFフォーク上部をフレームに入れます。

?:上部が少し出ます。

?:上の部品を用意します。

?:?で出ている部分に?の部品をセットし、ハンドル部を挿入します。
※《||||》←この様な線(限界線)が見えない位置まで入れてください。

?:13mmのレンチで締めます。

?:シート穴に付属のボルトを通し、

?:フレームの穴に入れ、裏からワッシャーを入れナットで締め付けます。
穴は5つ開いてますので、お子様の身長に応じて、位置を決めてください。

?:タイヤに空気を入れ、緩みやガタが無い事を確認して完成です。





☆カッコイイ三輪車です♪

中古部品の完成まで(CTB用後車輪)

24インチCTB(6段ギヤ付)の後車輪を、
中古部品としてリフレッシュします。

錆はありますが、大きなダメージの無い車輪です。

ギヤを外します。

車軸を外します。

汚れを掃除します。

錆を落とし、磨きます。

キレイにした《スポークプロテクター》を取付ます。

ギヤも錆を落とし、作動を確認します。

ギヤを取付ます。

ブレーキ(新品)を取付ます。

車輪の振れ取りをしています。

全体を磨き上げて完成です。
○《USED》CTB用リアホイール(24サイズ・6段ギヤ)はコチラ

中古車製作《遊んでみました編》

以前、下取り(新車と入れ替え)の処分車が入荷しました。
傷みが激しく、中古車にするには部品代が結構掛かりそうだったのですが、
ただ捨てるのも勿体ないので、面白い自転車を作ってみようと。。

《BILLION》の20インチミニベロです。

シフターは壊れ、ワイヤー類は折れ曲がっています。

タイヤの溝も無くなっています。

サドルは破けています。

チェーンの錆もスゴイです。


この状態の車両を遊びながらいじってみました。

ジャジャ~ン!!

ハンドルをカモメバーに・シフターをシマノのグリップシフトに交換
ブレーキレバー&グリップも交換しました。

ハンドル中央にオートライトを設置《E.Tみたいです》
常時点滅のLED(左側)と夜間点灯のライト(右側)です。

フロントホイールをハブダイナモに組み替え、オートライトの電源にしました。

サドルも交換。前後ドロヨケは艶消しブラックで塗装。
(後ドロヨケは、少しカットしました)

前後共タイヤを新品に交換しました。


前ギヤも磨いてみました。


ブレーキ、シフトワイヤーのアウターをカラーに。
暇な時間にコツコツと作ってみましたが、いかがでしょうか。
【おまけ】
前カゴ付きバージョンです。



カゴあしは、ちょっと加工しました。

パイプキャリアも付けてみました。

頭でっかちな感じがカワイイかな?

走らない自転車

お客様より《漕いでも走らない(ペダルが空転する)》という事でお預かりした自転車です。
チェーンは、外れたり切れたりしておらず、ペダルを回すとチェーンを介して後車輪を回すギヤが空転します。
(車輪が回らない状態です)

ギヤ内部の不具合なので、部品を交換します。
車輪を自転車から外し、ギヤ部も分解します。




長年愛用された自転車で、酷い油汚れがあります。

下が新品です。

新品ギヤの内側です。

不具合の出ているギヤ内側です。

比較です。内部の爪(小さな部品)先端の形と、出っ張り具合の違いがお分かりになるかと思います。
この爪が車輪側の段差にキチンと引っ掛からない為、
ペダルを回しても空転してしまうのです。

ギヤを取り付ける前に、車輪側をキレイにします。

車軸が通る内部も掃除し、ギヤを取り付けます。
(ガタが無く、スムーズに回る事を確認します)

車軸とボールも清掃します。

左右に、大きさの異なるボールが入っています。
車軸・ボール・玉押し(ボールを押さえつける部品)の状態を確認し、傷み等が有る場合は新品に交換します。
ガタ等無く、スムーズに動く事を確認し、後車輪を車体に取り付けます。

テスト走行をし、整備完了です。
バッチリでございました。(b^-゚)♪
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
今回の作業は、後ギヤのみの交換になりましたが、
自転車の状態により、チェーンや車軸まわりの部品の交換が必要になる場合があります。